吉野三山と三神社
金・銀・銅の吉野三山には、それぞれ山頂に氏神が坐す
【波比売神社】
【八幡神社】
●金岳(金峯山)通称、黄金岳又は栃原岳と呼ばれ標高:517メートル。山頂の波比売神社境内には明治初年まで金山寺があった(鉱山跡もあり)。石塔には金嶽八幡宮と刻まれている。
祭神:ミズハノメ神、誉田別命
延喜式・式内社
○三代実録<貞観八年(866)>
「波宝波比売併授従三位」とあり。
●銀岳(銀峯山)通称、白銀岳又は岳さんと呼ばれ標高:612メートル。山頂の波宝神社は古田荘12ケ村の氏神で、古代は小竹宮、若桜宮、神蔵大明神、古田大明神ともいわれた。明治初年まであった神宮寺には、神功皇后の念持仏といわれる新羅産の黄金仏があった。近年まで銅鉱山操業。役行者の伝承有。
祭神:住吉明神、神功皇后
延喜式・式内社
有栖川宮家祈願所
●銅岳・・・・・・・・通称、櫃ケ岳と呼ばれ標高:781メートル。山頂に八幡神社がある。八幡大明神といわれていたという。「雲仙寺」という神宮寺があった。
祭神:誉田別命
銀峯山頂の波宝神社境内→
例祭:岳祭り
毎年9月の第二日曜日に行われる。荒神輿で有名。
’01.05.03初掲出
’01.09.01部分改