かみがみのましますもり 神々の坐す杜 平成14年4月13日
吉野三山・銅岳 | 櫃ヶ岳八幡神社 奈良県吉野郡下市町貝原櫃ヶ岳(銅岳)山頂 |
@ | 祭神:譽田別命 櫃ヶ岳八幡神社は、櫃ヶ嶽大明神ともいわれ、社地の櫃ヶ嶽は、海抜782メートルの高山である。 四方の景観はすぐれ、下方には丹生川清流が眺められ、西北には金剛・葛城の山々を一望におさめ、東南は大天井嶽、山上嶽の連峰を見通しうる壮大な景勝地となっている。 この神社の由緒・沿革は不詳も、現祭神は譽田別命(応神天皇)。 明治初年まで神宮寺の「雲仙寺」があり、神仏混交の霊場として信仰を集めた。現在、その雲仙寺の梵鐘は西吉野村賀名生黒木の「玉泉寺」に残っているという。(下市町史/続編 参照) ●【櫃ヶ岳】吉野三山の一 吉野郡の下市町と西吉野村にまたがる山。標高781m 栃原岳(黄金岳)、銀峰山(白銀岳)、とともに吉野三山をなす。 山頂には八幡神社が祀られ、櫃ヶ岳大明神と号して崇敬された。 山頂へは北麓の下市町貝原・黒木からの登路が一般的である。 [角川日本地名大事典/29.奈良県]より ●万葉集には「吉野乃国」の表現が見え、奈良盆地とは違う観念でとらえられ、異族の地、異郷、神仙境、と見られていたようである。 続日本紀によると、天平五年(733)に「吉野監」が初見され、和泉監とともに一国同様の扱いを受けていたことが伺える。 |
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C | 写真説明 ●写真@:本殿(東向きの本殿を北東側から撮影) ●写真A:社殿全景(社殿後方の南西側から撮影) ●写真B:櫃ヶ岳竜王神社(八幡神社の後ろ側、山頂の最高地点に東向きに鎮座している。 ●写真C:吉銅魔王権現 杉の巨木の根元にある小祠。南向で「吉銅魔王権現」と木札にみえる。 ●写真D:櫃ヶ岳への登山道。中腹にあった枝垂桜の古木。 仰ぎ見るような高さから、満開の枝が垂れ下がった見事な桜。 (平成14年3月23日撮影) 写真E:櫃ヶ岳。中央に円錐形で聳えている。 北隣の白銀岳より撮影。後方に紀伊山地を遠望できる。 |
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吉野三山 ハイキングコース案内図 金・銀・銅の吉野三山の山頂には、それぞれ波比売神社、波宝神社八幡神社が坐す。 右の案内図の中央の山が 「櫃ヶ岳」、上の写真。 この案内図は上部が南になっている。 |
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吉野三山とは(参照頁) |