吉野三山とは
[金岳]
[銀岳]
[銅岳]
黄金岳、金峰山、又は
栃原岳ともいう
白銀岳、又は銀峯山ともいう
別に櫃ヶ岳ともいう
銅 岳
白銀岳
黄金岳
大淀町・今木の丘よりの眺望
'01.05.20
良く知られている、大和三山ではない。
吉野三山とは、古代の吉野郡の四郷、すなわち賀美、那珂、資母、與之努(吉野)といわれた地域の内のヨシノに所在する三つの山のことである。
古代、吉野と呼ばれた地域は、吉野川の河内(南岸)の丹生川流域、いわゆる丹生の里を指し、現在の吉野郡下市町から西吉野村にかけて北から黄金岳、白銀岳、櫃ヶ岳と南につながる三つの神奈備山を【吉野三山】という。
『大和名所図会』には、黄金岳は「黄金嵩」と見え、「栃原村にあり、奇峰高く聳え山色蒼々たり」と記されている。
同様に「白銀岳は古田荘夜中村にあり、銀が岳は南にして、金が岳は北にあり。吉野将軍の宮合戦ありしよし太平記に見えたり」とある。
『角川日本地名大辞典』櫃ヶ岳の項には、
「櫃ヶ岳は、栃原岳(黄金岳)、銀峯山(白銀岳)とともに吉野三山をなす」と。
【吉野三山】の山頂には、一番北の黄金岳から、波比賣神社・波寶神社・八幡神社がそれぞれ鎮座している。
標高517m
標高612m
標高781m