吉野の四季/丹生神社の秋

御神木の大銀杏が黄葉まっさかり

♪♪銀杏は手品師 老いたピエロ
  口上は言わないけれど なれた手つきで
ラ・ラ・ラン ラ・ラ・ラン ラ・ラ・ラン カードを撒くよ♪♪


そびえ立つ大銀杏は黄葉がまっさかりで、落葉が始まっていた。
よく見ると、ここの銀杏の葉はずいぶんと小さい。普通の銀杏の葉の四分の一くらいである。
老樹になると葉はちいさくなるのだろうか。まだ青い葉も多く残ってはいるが、色づいた葉から次々と落とし始め、
その様は巨人が天空に大手を広げ、手先から真黄色の葉を手際よく境内に散らしているようだ。
ふと、フランク永井の歌、「公園の手品師」を思い出し、つい口ずさんでいた。

柿は特産品 境内入口 村のマスコット看板


大日川丹生神社
祭 神 :水波女命(ミズハノメ) 
所在地:吉野郡西吉野村大日川 
拝殿より急勾配の長い石段が神殿に向かって続く。写真の扁額は上流の丹生川上神社下社から大水が出た際に流れ着いたといわれる。
「正一位勲八等丹生大神」と刻まれている.

黒滝村に源流を発する丹生川には、西吉野村村内で紅葉川が十日市で合流。
また村役場のある城戸で宗川が合流。そして丹生神社の境内横で大日川が合流している。
丹生川下流の五條市丹原には式内社「丹生川神社」が鎮座。
この丹生川は、五條市野原町で吉野川に流入している。

紅葉が始まる清流・丹生川流域
流量が少ないが清らかに流れる丹生川 丹生川中流域(左の写真とも)


吉野の四季/丹生神社の秋  平成16年11月15日掲出       戻る