吉野に坐す神
上北山村  北 山 宮 きたやまぐう
(北山神社)
祭 神:北山宮(後亀山天皇玄孫) 
鎮座地:奈良県吉野郡上北山村小橡 


栃本集落の南に鎮座。祭神は北山宮。旧県社。吉野神宮の境外摂社である。
北山宮は後亀山天皇の玄孫とされ、当地方では尊秀王または自天王、一ノ宮と呼ぶ。滝川寺(りゅうせんじ)を北山御所とし、神器を奉じて後南朝の復興を図ったが「赤松記」「上月記」によると、長禄元年(1457)十二月二日、赤松の残党に襲われ討死した。南朝の皇胤北山宮、河野宮(忠義王)について系譜など明らかでない。長禄の変後、北山宮を追慕する遺臣や地方民は御座所を精舎と称し、当地に祠を造営して栃本神社または若一王子社として祀ったのに始るという。…中略…
明治二十六年(1893)北山神社と改称したが、のち北山宮と称するようになった。古来小橡(ことち)の氏神として六月二日と十二月二日祭礼が行われたが、現在は十一月十五日で御供台が出、神楽もある。…以下略。『寺院神社大事典』より。

 
本  殿   校倉造・宝庫
     
 
境内正面入口   舞殿、その奥に拝殿

小橡川とその支流に挟まれた左岸にある北山宮境内地風景 


よしのにましますかみ  吉野に坐す神   平成23年12月26日掲出

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