吉野の四季/波宝神社の冬

吉野三山の一 銀峯山(白銀岳)より南西の眺望
平成10年の台風で杉や桧がなぎ倒され禿山になった斜面の雪
境内からの見晴らしは最高で、東を除く南・西・北の三方が見渡せる。
南方には紀伊山地が遠望でき、西方は橋本・五條方面を一望。
そして西から北方面には金剛・葛城山、続いて飛鳥から奈良盆地方向が望める。

銀峯山のある吉野郡西吉野村は、旧・白銀村、賀名生村、宗桧村の三村が合併して誕生した。



白銀村(旧)村史によれば…、

●「神社の起源詳らかならずも…
銀峯は吉野郡三霊峰の一にして往古伊弉諾伊弉冉二尊の降臨あらせられ…

●神功皇后三韓帰途日高を経てここ小竹宮に還る。(夜中邑地名起源説話)

●応神天皇吉野行幸の際駐輦あらせ給う…

●舊古田大明神又は若櫻宮と稱す大寳元年役小角此山に入り秘法を行いしに神女出現ありて「鎮護國家化導群衆」と告げ石室に入り給う因って神蔵大明神と云ふ爾来大峯参詣の行場にして先達入峯すること舊例なり。

●正平十五年(1360)南朝方征夷大将軍赤松宮陸良親王(大塔宮護良親王遺子)銀峯に陣を構え三日三夜の戦い。

●天保四年(1833)有栖川宮参拝あらせられ祈願所となし摂社八幡大神の神体及び本社の大鈴外数点を献ず。

●文久三年(1863)9月天誅組茲に本陣を置くなり。…
…などと記されている。


銀峯山頂上付近(拝殿横)の雪
門松が飾られた波宝神社・拝殿
波宝神社
式内社/はほうじんじゃ
祭神:住吉明神、神功皇后


関連参照頁

波宝神社(1)(2)

波宝神社(秋祭)

波宝神社(更新頁)
波宝神社境内より南方の眺望
正面中央は吉野三山の一つ、櫃ヶ岳
左同境内より西方の眺望
標高612mの山頂付近は雪が


吉野の四季/波宝神社の冬  平成17年1月13日掲出   戻る