吉野に坐す神 |
この八幡宮は、天智天皇六年(667)役の小角が大峯山入峰にあたり守護と祈誓成就のため祭祀したと伝えられている。それ以来、洞川の氏神さまとして宮参りや厄年参りなど永く人々に親しまれてきている。 社殿の近くには、樹齢千年をこえる杉やケヤキの大木がみられる。10月の秋期大祭は、神輿や餅まき、奉納演芸などでたいへん賑わいとなる。―社頭の説明板より― |
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社殿全景 | 本 殿 | ||
清冽な水が溢れる手水用、自然石の水 盤 | |||
八幡神社ハ洞川ニアリ祭神ヲ應神天皇トス毎年七月十日十月九日ヲ祭日トス…中略… 天武天皇の御宇白鳳年中ノ頃役ノ小角此峯中ニ山参籠シテ當山ヲ開基シ永遠護法センコトヲ祈誓スレバ忽チ蔵王権現憤怒ノ形ヲナシテ出現ス爰ニ於テ役小角誓ヲ願ヒ一宇ノ大道場ヲ創建シ蔵王権現ヲ安置ス…(以下略) 以上『奈良縣吉野郡史料』「天川村史」神社の項より抜粋 |
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社前を流れる天ノ川 向こうに続く洞川温泉街 |
よしのにましますかみ 吉野に坐す神 平成23年12月5日掲出