丹生神社 伊勢國飯高郡 式内社
1 神社名:にゅうじんじゃ
祭  神:埴山姫命、
配  神:美津波女神
鎮座地:三重県多気郡勢和村大字丹生

一の鳥居を入って真っ直ぐ正面奥に摂社・丹生中神社、左手神宮寺側奥に「丹生神社がある。
●丹砂・水銀の産地として名高い勢和村の神社だが、この社も大和國の丹生神社と同様に、祭神は「丹生都比売神」ではなく、埴山姫命とされている。
摂社丹生中神社

神社名:にゅうなかじんじゃ
祭  神:譽田別命
鎮座地:勢和村丹生神社境内
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2 写真説明
@丹生神社・本殿
A丹生神社・拝殿
B丹生神社・一の鳥居

D摂社・丹生中神社本殿
E摂社・丹生中神社
C高見山  F櫛田川
3 吉野から宇陀を通り伊勢へ向かう、いわゆる高見山越えの伊勢街道を通ると、大和側の伊勢との国境くらいから見た美しい「高見山」には靄がかかっていた。この大宇陀町からの166号線は、現在は高見峠を通らず高見トンネルを抜ける。高見山は標高1,248メートル。(写真C)
166号線沿いには、1,235メートルの三峰山がもう一つ聳えている。

高見山麓より流れ出た水を集めて伊勢湾に注ぐ櫛田川。
勢和村で撮影(写真D)
166号線は、ほぼこの川沿いに通っている。
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丹生大師 丹生山神宮寺
1 寺院名:にゅうさんじんぐうじ
      通称「おだいしさん」
所在地:三重県多気郡勢和村大字丹生
本  尊:本堂には観世音菩薩

宝亀五年(774)、光仁天皇の勅願により空海の師、勤操大徳が開創した。後に弘法大師空海が、弘仁元年(810)この地に立ち寄り、その五年後弘仁六年に神宮時七堂伽藍を建立したと伝える。

鎌倉時代初期に、わが国で最も古いとされる「座」の一つ「丹生水銀座」が存在していたという。
この寺院は丹生神社の神宮寺として建立されたはずだが、むしろ神宮寺別当が殆んど神社を支配したと思われる。
境内は神社と寺院が混然一体となっているが、現在でも丹生大師さんとして寺院の方が参拝者も多く、一般にも知られているようである。
この境内(丹生神社本殿横)に伊勢椿の原木がある。

写真説明
@神宮寺本堂
A神宮寺境内、右の石塔には「丹生山神宮寺」とある。
石段を上った正面に@本堂があるが、左の屋根付き参道からも上って参拝できる。
B山門入口の仁王門、一般道に面している。

本殿背後の上手に
平成六年に再建されたという
丹生都比売神社
この小祠の御神体は
石である。
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かみがみのましますもり  神々の坐す杜 23.  平成14年6月9日

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