真朱の姫神 第三部関連地
ヤマトの風景
M山城国宇治郡
●世界文化遺産
京都府宇治市宇治山田59
祭神:兎道稚郎子(左殿)
応神天皇 (中殿)
仁徳天皇 (右殿)
宇治上神社
宇治神社
京都府宇治市宇治山田1
祭神:兎道稚郎子命
神紋:三つ橘
応神天皇の末の皇子兎道稚郎子は幼くして学を好み博く典籍に通じられ、明徳なるを以って天皇素より愛され遂に立てて皇太子とされたが、天皇崩ずるに及び、太子義を重んじて位につかれず、兄君(後の仁徳天皇)に位を譲り、兎道の地に離宮を建てられ遜れられた。しかし兄君も「皇位のことは先帝の定め給うところ、今如何に軽々しく之を変える事を得んや、且つ弟命衆望あり速やかに位に即かれるべし」と。
御兄弟位を譲り合うこと三年、人民惑い天下大いに乱れた。これを聞いて弟君「久しく生きて天下を煩わさむ」と自ら命を絶たれ、兄君を皇位に即かせられた。
兄君(後の仁徳天皇)これを聞いて驚き難波より馳せて兎道の宮に到り手厚く葬られたのである。
これが後お社が創建される濫觴である。
●境内摂社に春日神社
●末社に香椎社、住吉社、厳島社、稲荷社
●本殿、拝殿は国宝
●境内摂社の春日神社は重文
いずれも鎌倉時代の建築。
<宇治上神社パンフレット>より
拝殿
御神木
けやき
宇治川
当社は仁徳天皇の創建により離宮八幡宮ともいう。
命は天位を皇兄に譲ったが相譲り合いの後、死をもって節を全うした。
兄仁徳天皇は命の宮居に祠を建て神霊を鎮祭せしめた。
御神徳:宇治の氏神様。兎道稚郎子命は、幼い頃より聡明にして、百済の王仁や阿直岐について学問の道を極められ、実に我国文教の始祖として、現在においても学業、受験合格の神様として崇められている。
御本殿は鎌倉時代の建物で、三間社流造、御神像と共に国の重要文化財となっている。<宇治神社由緒しおり>より
●写真の宇治川右岸、京阪宇治駅東500mに「宇治神社」。
その上手すぐ近くに「宇治上神社」がある。
古代の祭祀跡(磐座)
’01.10.20