河内長野 高向神社 たこう

祭  神:素盞鳴命・蛭子神・天児屋根命・保食神・白山姫命・菅原道真公
鎮座地:大阪府河内長野市高向

本来の祭神は素盞嗚尊・蛭子神・天児屋根命・保食神・白山姫命・菅原道真が祀られており、日野の春日神社が当社と合祀された際に、武甕槌命、経津主命、比淘蜷_が加わり、日野の八坂神社が合祀された際に大己貴命が加わりました。
なお、本殿内陣に祀られている男神像、女神像も市の指定を受けています。女神像は鎌倉時代、男神像は室町時代の作です。また、高向神社には、江戸時代の祭礼の様子が描かれた市指定有形民俗文化財の高向神社祭礼図絵馬があり、秋の祭礼には市指定無形民俗文化財の日野地区獅子舞が奉納されます。(河内長野市教育委員会説明版参照)


但し祭神については、『河内長野市史』には以下のように記されている
/この神社は、宝暦14年(1764)の明細帳では社名を五社明神で、祭神は天満大自在天神・八幡大菩薩・牛頭天王・稲荷大明神・天照皇大神宮となっている。/河内長野市史
本  殿

高向・日野地区を氏地とするこの神社は、素盞嗚尊を祀っている。
毎年10月10日の例大祭の幕は正午の宮入をもって切って落とされる。
ところせましと観衆の集う境内に猿田彦の練を先頭に、こども獅子舞、日野獅子舞、氏子地の地車が
勇壮に宮入を行う姿は圧巻である。本殿(市指定文化財)は切妻平入で珍しく、向拝の向唐破風(屋根)正面柱間三間で、
内陣の仕切だけが五間という例は数少ない。棟札から慶長13年(1608)の建立であることが分かる。
また所蔵の多数の絵馬のうち高向神社祭礼風景を描いた文久3年(1863)の
「高向神社祭礼絵馬」(市指定文化財)は郷土の民俗資料美術史料として
価値の高いものである。  ―河内長野市―

高向神社の社叢

かみがみのましますもり  続・神々の坐す杜  18.平成19年11月05日掲出


戻る