かみがみのましますもり  神々の坐す杜  平成14年4月7日


河内国錦織郡 錦織神社 大阪府富田林市甲田町378 にしきおりじんじゃ
 @ 主祭神:建速素戔嗚命、品陀別命、菅原道真公
配  祀:天照皇太神、伊戔円尊、倉稲魂神、天水分神、高オカミ神
 摂 社:(東)春日社、(西)天神社、(南)金毘羅宮、(北)弁才天

この地方は、いにしえより「錦部郡(にしこり)」と呼ばれ、大和の都に通じる要路で、浪速よりの水路を主とする要衝であったため、早くから大陸文化が移入され「和名抄」にみえる百済郷とも称される集落をなしていた。
「爾之古里」とも表記されて、後に錦部郡となったというが、古代においては百済より渡来した織物の技術を持つ人々が住みついて、綾錦織等を朝廷に奉り文化の向上に大いに貢献したことが伺える。
この宮は錦部郡の一ノ宮、また河内の三水分のひとつと云われたとも伝えられる。
現社殿は足利時代の建築で、本殿、両摂社も重文である。
この地方は石川源氏、錦織氏一族が在住していたといわれる。
                     以上は「錦織神社由緒略記」を参照
 A
 B 写真説明

●写真@:本殿。拝殿を入り向かって右側から撮影。

●写真A:拝殿、本殿全景。

●写真B:屋形門より撮影した拝殿
 C ●写真C:
屋形門前の広場。かなり広い境内で大きな木々に囲まれている。

●十月第二土曜日の「秋季大祭」では、地車の宮入、神輿渡御の儀式で賑わう
 D ●写真D:
一直線に長く広い参道が本殿に向かって延びている。
 E ●写真E:
正面入り口の鳥居
近鉄河内長野線、川西駅から西へ100メートル。緩やかな坂を上ったところにある。近辺には住宅地が駅を囲むように広がっている。
近くを大和川の支流、石川が北流している。
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