閼 伽 桶 水屋神社 あかおけ・みずや
[水屋神社]伊勢国飯高郡 三重県飯南郡飯高町赤桶2507 ●JR松阪駅から三交バス「南赤桶」下車
1 | みずやじんじゃ 祭 神:天照大神、龍神姫命、天児屋根命、素盞鳴尊、菅原天神、蘇民将来 神功皇后、櫛稲田姫命、誉田別尊、多紀理姫命、市杵島姫命、多岐津姫命 武内宿禰、豊玉姫命、大山祇神、宇賀之御魂神、香具土神、乙加豆知命、富玉姫命 お祭り:●7月31日 宵宮祭(お水祭) ●8月1日 夏祭・祖霊祭 ●11月9日 春日大社へお水送り ●11月23日 秋季例大祭など |
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2 | 由 緒: 千数百年前、大和の春日大社より、天児屋根命を奉祭したのを創始とし、その後、大化四年(648)大和国三笠山から素盞鳴尊、龍神姫命を勧請。和銅三年(710)興福寺東門院領「閼伽桶の庄」となり、慶長五年(1600)関ヶ原合戦以降伊勢領となったという。 当社に残る南北朝時代の棟札には、「大和州閼伽桶庄宮」と記されている。 明治25年、三殿並立の朱塗りの春日造りが現代の神明造に改められた。 |
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樹齢千年の大楠▲ | |||||
3 | 水屋神社と神水 当社は水と関わりが深い。神社名(水屋神社)、所在地(閼伽桶)、神事(水取り)、祭神(龍神姫)などである。貞観元年に「閼伽桶の神水」を二振りの桶に汲み、春日神社に奉納していたことが古記録にあるが、後の天正の兵乱で中断したという。 この神事が450年ぶりに春日大社への「水送り神事」として、毎年11月9日の恒例の行事として復活したのは素晴らしい。 |
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左三つ巴の神紋が入れられている水屋神社の手水舎▲ | |||||
4 | 写真説明 @本 殿:「神明造り」の本殿。明治25年までは春日造りであった。 A拝 殿:右手前の古木は水屋の大椋 B閼伽桶の井:当社の西方700mにあり、この神水を春日大社へ奉納する神事が復活した。 C禊の渕: 境内の北を流れる櫛田川にある。昔は向こうの岩とこちらの岩に橋が架けられてあった。和歌山街道という。 D和歌山街道:櫛田川沿いに続く。(元紀州街道?伊勢街道か) E櫛田川:この辺りは国道166号線と平行して流れている。魚影がはっきり見えるほど水は澄み切っている。 |
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豊かな自然と清冽な流れ | ●閼伽桶の神が坐す水屋神社の杜。フクロウやムササビが棲息している。 | ||||
[上記いずれも当社発行の由緒書・資料より] | |||||
●水屋神社公式ホームページ:http://www.mizuya.org/●クリックして参照ください |
かみがみのましますもり 神々の坐す杜 29. 平成15年5月13日