式内名神大社 多坐弥志理都比古神社 おおにいますみしりつひこ
大和国十市郡 多 神 社(多坐弥志理都比古神社) 【由 緒】 社伝によると神武天皇の皇子神八井耳命がこの里に来られ、“我、天神地祇を祀る…”という由緒を持つ。 平安時代の「延喜式」にも名が見える大和でも屈指の大社である。神八井耳命を始祖とする多氏によって祀られ、中世には国民である十市氏によって支えられた。 また、本神社の南には、古事記の撰録にあたった太安万侶を祀る小社神社や皇子神命神社、姫皇子命神社、小部神社、屋就命神社の若宮がある。 本殿は東西に一間社の春日造が並ぶ四殿配祀の形式をとる。江戸時代中頃の建築様式をよく残すもので、奈良県の指定文化財になっている。なお本地は弥生時代の集落遺跡として著名である。( 境内説明看板より) 多氏の祖神を祀る神社ということだが、境内の奉賛者の名が掛かった木札には、さすがに「多」の姓の名前がずらりと並ぶ。境内西側を流れる飛鳥川では、大きな鯉が悠々と泳いでいる。 広々とした境内、美しく清々しい雰囲気の神社である。 |
奈良県磯城郡田原本町大字多 近鉄橿原線・笠縫駅下車、東へ徒歩20分 ●祭 神:神武天皇 神八井耳命 神沼河耳命 姫御神 太安万侶 |
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本 殿 | ||||
●境外摂社: 小杜神社 皇子神命神社 姫皇子命神社 屋就神命神社 霞んで見えるのは畝傍山 |
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拝 殿 | ||||
境内正面入口 | ||||
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小杜神社・本 殿 | 森の奥に見えるのが本殿 |
杜の小祠 | 境内入口の鳥居 | 屋就神の杜 |
かみがみのましますもり 神々の坐す杜 36. 平成15年11月22日