神々の坐す杜 |
極彩色塗装の社殿(向かって左側面より撮影) | 社 殿 (左から 高野明神社、丹生明神社、本 殿) |
当社は、人皇十代崇神天皇の皇女豊入日売命の創祀と伝えられ、鳥羽法皇、美福門院の御信仰もあつく、古くから安楽川荘中の産土神として祀られた社である。
『紀伊国神名帳』には「正一位御船大神」と記され、神田浦垣に奉祀されたのが初めといわれる。 本殿には木霊屋船神、太玉命、彦狭知命、摂社には丹生都比売命、高野御子神が祀られ、明治の末ころから旧安楽川村四ヶ大字の各神社祭神を合祀している。 現在の社殿は、天正のはじめころ社殿が焼失したのち高野山座主木食応其上人により天正19(1591)年に本殿が再建され、摂社はやや遅れて慶長4(1599)年の造営になるものである。 3社殿は全体に保存がよく、各所に種々の彫刻が施されたうえ極彩色にいろどられ、和歌山県下における華麗な桃山時代の形式、手法を示す社殿として価値のある遺構である。 昭和47年10月より2ヶ年にわたり、文化財保護法による解体復原修理が行われた。 またその後、平成15年より2ヶ年にわたり、屋根葺替・塗装修理が行われた。 昭和49年9月 (和歌山県教育委員会等の由緒説明看板より) |
正面参道 | 社殿全景 | 境内正面入口 |
撮影:H25.4.26/Nikon coolpix 510 |
かみがみのましますもり 神々の坐す杜 74. 平成25年4月30日掲出