高知、大豊町の大杉


境内入口 スサノオお手植え、日本一の大杉 拝   殿
八坂神社
祭  神 : 素盞嗚尊

鎮座地:高知県長岡郡大豊町杉794

土佐は吉野川支流穴内川(あなないがわ)の左岸、
今JR土讃線大杉駅より徒歩約15分、国道32号線沿いの小山に鎮座。

由  緒:
当社の創建は詳らかならずも、この地の旧家の記録によると、延喜12年(912)杉本某がこの杉村の大杉のもとに、祗園牛頭天王及び貴船大明神の尊像をお祀りしたのを当社の初めとするという。
また、鎌倉時代の末期、幕府に繋がる武門の一族が落ち来たりて杉本氏が京都から八坂神社の祭神素盞嗚尊を勧請してお祀りしたのを初めとするというような、よく似た話が伝えられている。
     (宮司さんのご説明などより

幼少の美空和枝が願をかけた大スギ

当社の御神木であるこの大杉は、国の特別記念物に指定されている。
推定樹齢は3000年で、南大杉と北大杉と呼ばれる2株の大杉からなっている。
大きい方の南大杉は、根元の周囲が約20m、樹高が約60mで日本一といわれている。
敗戦直後の昭和22年、まだ美空和枝という芸名で地方巡業をしていた後の美空ひばりが、この大豊町でバス事故に遭った。幸い九死に一生を得た和枝はこの大杉に、「日本一の歌手になれますように」とお願いした。
帰京後、芸名を
美空ひばりと変え、それから日本一の歌手へと歩んだことは有名である。

かみがみのましますもり  続・神々の坐す杜  25.平成19年11月16日掲出


戻る