神崎郡 笠形神社 かさがた

祭  神 : 須佐之男命、迩々芸命、大歳神、
鎮座地:兵庫県神崎郡市川町上牛尾2038

一番奥に佇む本殿

創建は孝徳天皇の時代、今から1300年位前と伝わる。
『元享釈書』に、法道上人がこの笠形山に来住したとある。
『播磨国内鎮守大小明神記』にある真見明神は当社である。
江州日吉神社と関係があり、日吉神社摂社牛尾神社は、往古当社より分霊したものという。
―『全国神社名鑑』より―

拝   殿

笠形神社は、笠形寺の鎮守として、建てられたという。
拝殿は、江戸時代後半に建立された笠形寺の本堂を、明治初期に拝殿に転用したものである。
本殿向拝には龍、欄間には雪と鶴、脇障子には獅子などの見事な彫刻が施されている。
これらはの作品は、丹波の中井家一統の作である。
昭和54年に市川町指定重要文化財とされた。

樹齢800年の大スギ

市川町指定の天然記念物である。
高さ50mもあって播磨富士・笠形山に相応しい巨木。
播磨地方にはこれほど大きなスギはないという笠形神社の御神木。
昭和34年の姫路城の大修理の際、この付近から心柱が伐り出されたという。

(笠形山は標高939m、笠形神社鎮座地の標高は636m)

一の鳥居、駐車場 
ここから徒歩40分位で笠形神社に到着
山頂までは更に60分くらいかかる

かみがみのましますもり  続・神々の坐す杜  21.平成19年11月08日掲出


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