式内社 金山彦神社 かなやまひこ
祭 神 : 金山毘古神
鎮座地:大阪府柏原市大字青谷
社 殿 (手前が拝殿、奥に本殿) |
本 殿 | 境内入口 横の道路は府道183号、本堂高井田線 |
金山彦神社はおよそ千数十年前、醍醐天皇延長5年(927)の平安時代に制定された延喜式神名帳に登載された式内社です。 御祭神の金山毘古神は、およそ千三百年前元明天皇和銅5年(712)に太安万侶によって書かれた古事記によりますと、伊邪那岐、伊邪那美、ニ柱の神様によってお生まれになったと記されています。 このお神様は古代、嶽山の嶺に奉祀されておりましたが中世にいたり、今の場所に遷座されました。かつては山王権現、八大童子社とも称されたこともありましたが、明治8年金山彦神社と改められました。 古代、当地の嶽山・竜王山を中心とする地域は製鉄業で栄えていましたので、製鉄の守護神として奉祀されたのがはじめではないかと思われます。北方の高地は製鉄を営むのに最も適した風が得られるところで、風神をお祀りしたと思われる風神降臨の聖地として御座峰が伝承されています。 文化発展の上から考えてみると、鉄の重要性が増してきた弥生時代後期より応神河内王朝にいたるまで続けられ、多くの富を人々に授けてくださった御神徳は偉大なものがあります。 金山彦神社略記より、後略 |
拝 殿 |
大阪から国道25号線で国豊橋北詰まで行くと、その橋を渡らずに大和川の北岸を通る府道183号を、高井田から本堂方面へ行く。、青谷ゴルフガーデンと書かれた標識辺りから大和川と分かれて、左手の上がり勾配の道を行くと坂が急になって青谷大池という池がある。その向こう側の畔に「金山彦神社」がある。 さらに急坂をしばらく行くと、左手に「金山媛神社」の駐車場がある。社殿は、その駐車場の下側左手の、急な石段の参道を上ったところに鎮座している。 |
摂社・末社 | 境内入口 |
この神様は元、嶽山の嶺に奉祀されておりましたが中世時代に今の場所に遷座されました。その間八大金剛童子社、俗に山王さん、天王さんとも称されて来ましたが明治8年に今の社名に改められました。 当地は古代より鉱工業の栄えた所と思われ、その守護神として奉祀されたのがはじめではないかと思われます。全国最古の鉄工の守護神として、金属業、農土木産業、大いに携わる事業に対する御神徳まことに威大であります。 金山媛神社御由緒より、後略 |
||||
参道の石段 | 駐車場横の石碑 |
かみがみのましますもり 続・神々の坐す杜 8.平成19年10月26日掲出