神崎郡 岩戸神社 いわと

祭  神 : 伊弉諾命、伊弉冉命、手力男命
鎮座地: 兵庫県神崎郡市川町上牛尾474

岩と森に囲まれた谷間の神社である。
境内入口の鳥居から、左右に石柱の玉垣が並ぶ参道を社殿に進むと、
谷川が流れる狭い境内に、巨岩や崖に挟まれて社殿が寄り添うよう建っている。
 もともとは福泉寺境内にあったといわれ、680年ほど前に現在の地へ遷座されたという当社は、
笠形神社と同じく、見事な彫刻が目を引く。特に本殿の牛を引いている仙人、樹上にいる仙人の彫刻が秀逸。
昭和54年に市川町の指定重要文化財とされた

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岩戸神社は正中元年(1324)この地に移され現在の本殿は寛保元年(1741)に建てられています。
建物は、本殿と拝殿、そしてその間に舞殿が付く構造となっています。
本殿の彫刻は特にすばらしく、丹波柏原町中井家一統の作として有名です。
社殿は巨木・巨岩に囲まれ、神域にふさわしい環境をつくり出しています。
延宝2年(1674)には姫路城主松平大和守自ら参拝し、境内の風致を賞賛しています。        ―市川町教育委員会案内板―
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かみがみのましますもり  続・神々の坐す杜  22.平成19年11月09日掲出


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