神々の坐す杜 |
本 殿 |
伊邪那岐神社御由緒略記 社頭に掲げられた由緒説明看板より(ママ) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 創建年代不詳、もと東田口(ひがいだぐち)の忍山(しのんやま)にあったが疫病が流行したので静寂の地を求めて現在地に移したという。(移転の時期は不詳)旧地は住宅化して(現在の片岡台三丁目あたり)その頃は五社神社といっていた。また足利時代の末期に片岡新助がここに城を築き春日、八幡の両神を守護神として祭ったという伝承がある。 社殿は流れ造りで明治十二年の造営。昭和四十三年改築されている。 「延喜式巻九」の神名帳に「葛下郡伊邪奈岐神社」とある。社号表に「延喜式内伊邪那岐神社、春日大社宮司三条実謹書」裏に「昭和四十六年壱月吉祥日」と刻んである。 「村史」(明治十四年調べ)には「延喜の時大社タリシニ明治五年郷社トナリ明治七年式内の村社ニ列セラル」とある。 境内に石灯籠が数多く立ち信仰の篤さを示している。その中に寛文年号のものもある。 上牧町史より抜粋。 |
拝 殿 | 境内入口 |
大阪から西名阪高速に乗る。 香芝ICで降りるとJR和歌山線畠田駅を目標に行き、 駅の東側を流れる葛下川を向こうに渡ると川沿いに住宅が並んでいて、 真っ直ぐ小高い山に向かう小道があるが途中、鉄パイプで閉ざされ上って行けなくなった。 引き返して葛下川の土手に車を止めた。川を見ると、まるまると太った鯉が多数泳いでいる。 歩いて坂道を登って行った。道路は舗装されているのだが常時開放されてはいないようだ。 10分くらいで城址の風情が残る山頂らしき辺りの神域に行き着いた。 神々を祭るにふさわしい森厳な雰囲気の杜であった。 |
苔むした参道の奥に見えているのが境内入口 |
かみがみのましますもり 神々の坐す杜 70. 平成25年1月25日掲出