神々の坐す杜 |
主祭神:妙見尊 配祀神:素盞嗚尊、誉田別命、三筒男命、市杵嶋姫命 |
本 殿 |
創建年月日は明らかでないが、 『紀伊続風土記』の四郷瀧村の中に「妙見社」とあるのが当社で、摂社星宮・鐘楼・拝殿が記されている。 一般的には「妙見さん」と呼ばれている主祭神「妙見尊」は、北極星と北斗七星つまり天の中央を定位とする「北辰」を指し、この星を神格化した御神霊である。また、陰陽道や風水学等の根幹となっている神でもある。 御神徳は、北天にあって動かないところから宇宙の全てを支配・掌握する神として崇められ、 方位守護また人の運命を守護すると言われ、和泉山脈の谷あいにある立地から大阪方面からの参拝者も多い。 御本殿は、元は権現造であったが明治時代に流造の彩色を施した形式に建て替えられた。 その後は20年毎に御造営を行い、直近の御造営は平成6年に行われ、御本殿の色彩を総て修復し、 拝殿も新しく建て替えた。この滝地区は、古くから神仏に対する信仰が篤く生活に密着していたようで、 神社の近辺には5つの寺院とお堂があった。 神社所有文化財以外にも指定された貴重な宝物を有しており、 極楽寺所有の国重要文化財「金銅半跏思惟弥勒菩薩像」(白鳳時代作で県下最古の仏像) 滝区所有の県指定文化財「大般若経569巻」〈嘉禄3(1227)年の奥書〉もある。 和歌山県神社庁HPより |
境内入口 | 割拝殿 |
北辰妙見神社の杜 | 四郷滝村は吊るし柿の有名な産地 |
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かみがみのましますもり 神々の坐す杜 199. 平成30年11月21日掲出 戻る