神々の坐す杜 |
本 殿 |
「延喜式・神名帳」大和国葛下郡「火幡神社 名神大 月次 新嘗」に比定 |
火幡神社は、社伝によると平安時代前期大同元年(806)に創建されて称しいる。 創建当時の祭神は、火之戸幡姫命で、布を織る人々の信仰の対象であり、神社付近には布織集落が多かったことが推察できる。当時の多くの神社は武人の神であったのに対し、火幡は唯一産業振興祈願の神であり、広く庶民の信仰を集めていた。境内の広さ、神を祭る拝殿への参道等大社を思わせる作りであり、貞観元年(859)正月には従五位を授けられている。(境内案内看板) 『寺院神社大事典』には次のようにも記されている。 ――近世には正八幡宮と称し(石灯籠)、畠田小黒垣内の白山姫神社、現奈良県香芝町尼寺の厨神社を摂社としていたと伝え、現拝殿は南西方の明神山にあった大日孁貴を祀った神社から移建したという。―― |
境内入口(奥に見えるのは拝殿前広庭への石段) | 拝 殿 |
かみがみのましますもり 神々の坐す杜 45. 平成23年11月8日掲出