二見神社
神々の坐す杜
かみがみのましますもり
所在地:奈良県五條市二見二丁目
祭 神:水波能売命
大角隼人の祖木花咲耶姫命の御子、火蘭降 命と富乃須佐利命を祀るともいう。
「新撰姓氏録」大和国神別には
「二見首、富須洗利命の後也」とある。
地元では「雨師さん」と呼ばれており、手水舎の水盤にも「雨師社」と刻まれている。
平成14年3月16日
(ふたみじんじゃ) 式内社
五條市に入ると、国道24号線は吉野川の右岸を通っているが、この24号線を西行して、天誅組で有名な五條代官所跡を右にみてから、二つ目の信号を左に折れ、少し吉野川の方に下がったところに鎮座。
ここは吉野川に丹生川が注ぐ川合いの対岸になり、このすぐ近くが五條犬飼である。吉野川を南に見下ろす台地にあり、境内は狭いが見るからに歴史が古い感じがする。
新撰姓氏録に「大和の大角隼人」、「山城の阿多隼人」があり、二見首、大角隼人と同族の阿多隼人ともある。
上流域の原町には隼人族の祖、木花咲耶姫を祀る式内社の「阿陀比売神社」がある。
●写真説明●
@社殿裏側から撮影した本殿
A南側から明るい陽光をあびる拝殿
B手水舎の水盤には、二見神社の文字とともに「雨師社」と刻されている。
C東側から撮影した拝殿。右に本殿が少し見える。真新しい石柱には縦書きで「二見神社」とある。
D東南の角にある社地の杜。右に見える道を上っていくとすぐ右側に椋の大木(写真下)のある邸宅があった。
そのまま真っ直ぐ行くと国道24号線に出る。
神社よりはるかに広大な敷地を持つ、すぐ近くの旧家。樹齢千年以上といわれる椋の大木が邸内にある。
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