式内社 阿紀神社 あ き
祭 神:天照皇太神、天手力男命、秋姫命、八意思兼命
鎮座地:奈良県宇陀市大宇陀区迫間252
吉野郡宮滝から国道370号線を北上して宇陀方面に向かった。宇陀市に入ると、文化会館のところの三叉路から166号線となっている。このすぐ近くと思われるのだが、神社の案内もなくよく分からない。 そこから少し北に行くと、向うに美術館かと思われるような立派な建物が見えた。近づいて見ると大宇陀体育館だと分かる。そこへ行って聞くとすぐに分かった。阿紀神社は宇陀川の支流、本郷川の西岸に鎮座していた。本殿は南向きとなっている。社前の本郷川に架かる「阿紀の宮橋」の袂には、ホタルの幼虫を放流しているという説明看板が立てかけてあった。また、路傍に立てられている観光案内で、あの有名な「又兵衛桜」がすぐこの近くにあることも知った。 当社は、俗に神戸明神と称されており、『延喜式』神名帳宇陀郡の「阿紀神社鍬靫」に比定されている。 ――――――――――――――――――――――――――――― 縣社 阿紀神社縁起(境内の由緒書き、まま)
阿紀神社々務所 ――――――――――――――――――――――――――――― |
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南向きの本 殿 | ||||||||||||||||||||
能 舞 台 | ||||||||||||||||||||
本郷川に架かる阿紀の宮橋 |
阿紀神社 神武天皇紀州熊野の難所を越し、大和国宇陀へ出て、当地阿騎野において御祖の神を敬祭り国中へ押出す時、朝日を後に戴きて日神の御位勢をかり、賊軍を打ち払い御運を開かせたまふと古文書にあり、祭神は伊勢神宮と御同体の天照大神、社殿は神明造り南向と伊勢神宮と全く同じ建て方になっております。 境内にある能舞台は、宇陀の地が元和以来織田藩の治所となり、三代長頼公時代に始められたものといわれている。 (大宇陀観光協会の案内看板より) |
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続・神々の坐す杜 かみがみのましますもり 31.平成19年12月09日掲出 戻る